訓練の様子
「作業訓練」ではどんな事が分かるの?
一人ひとりの障害特性を踏まえて、実際に働くことを意識しながら協力企業から頂く作業を行います。
この訓練では、以下の事柄などを知ることなどができます。(人により異なります)
- どのような作業が向いているか
- どのようにすれば集中できるか
- 上手く作業をこなせる工夫はないか
- 報告・連絡・相談ができるか
- 勤務時間はどれくらいが適当なのか
- どんな時に困っているのか
作業の種類は人それぞれ。自分の特性を知り、こんな風に作業をしています。

「定期面談」で振り返る
「作業」で分かったことを「定期面談」で振り返ります。定期面談では職員と一緒に目標を決めたり、
目標に対してできたことを振り返ります。
それが障害特性によって難しいものであれば、特性に応じた工夫をまじえて提案します。
また自分の心配ごとなどを話す時間でもあります。
「個別面談」や「グループセッション」では主に「気持ち」や「考え」についての相談を行います。
「どうしてもマイナスに考えて辛くなる」「人と上手く関わりたいけどどうしたら良いか分からない」など、
実はみんなが感じていることでもあります。
思いを共有して話し合うことで
「自分だけではなかったかも」と安心する人も多いものです。
また職員がみなさんの辛さを減らす方法を一緒に考えることができます。
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「気持ち・考え」について相談
職員と一緒に目標を決めたり、できた事柄を振り返ります。
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「思い」を共有
職員がみなさんの辛さを一緒に考える事ができます。
「SST」などの取り組み
「SST」とは「人と上手く接する方法」をみんなで学ぶ取り組みです。謝っているのに怒られたり、
会話が続かなくて困ったことがあるかもしれません。その時に「どんな表情」で「どんな言葉」で
「どのようなタイミング」で、など知っていれば上手くいくことがあります。
あっぷでーとではグループでロールプレイを行い、事前に練習をします。
そして、作業場面などで実践していけば就職後に困ることは少なくなります。
また、事業所面接などのロールプレイは個別で行っています。
さらに「学習会」では一般的な社会常識を学んだり、余暇活動を行います。